2024年11月28日
市内全区にお悔やみ窓口設置を
横浜市会では、明日から本年最後となる令和6年第4回定例会が開会します。本定例会においても、常任委員会等を通して、地域要望や政策の実現に向けて責任ある議論を尽くして参ります。
さて、先の決算特別委員会では、市民生活に直結する様々な事業を所管する市民局への質問に立ちました。以前より、公明党横浜市会議員団が導入を強く求めてきた「お悔やみ窓口」ですが、鶴見区と瀬谷区でのモデル実施が開始され8カ月が経過しています。
お悔やみ窓口は、単にお亡くなりになった方に関する諸手続をご案内するだけでなく、ご遺族の悲しみに寄り添い、不安を軽減する役割もあると考えます。鶴見区と瀬谷区では、1日4枠の予約枠のうち、日によっては全てに予約が入るなど、安定的にご利用頂いています。
お悔やみ窓口のアンケートでも、「どの窓口で何を用意したらよいか教えてくれるのはありがたい。感謝しかない」、「お悔やみ窓口の相談員がいなかったら、手続きに何倍もの時間を要していたと思う。本当に助かった」など、感謝の声が寄せられ、市民ニーズの高い事業であることを再認識しました。
他都市でも続々設置
一方、他都市でも続々とお悔やみ窓口が設置されており、県内の政令市を見ると、新たに相模原市役所では本年7月に「おくやみ窓口」が開設されました。また、川崎市においても10月から、全区役所に「おくやみコーナー」が設置されています。
今後、お悔やみ窓口の横浜市全区への設置に向けては、プライバシーに配慮をした場所を各区役所内に確保する必要があり、利用される方の心情に配慮し、寄り添いながらご要望等をしっかりとお聞きし、丁寧に対応できるような体制整備が求められます。
市民の皆様からの全区設置への要望にお応えするためには、モデル実施と同等のサービスを提供することにより、安定的なお悔やみ窓口を運営することが重要です。
改めて民間のノウハウも活用しながらスピード感をもって取り組んで頂くよう要望しました。