2017年10月26日
救急相談センターの充実を

 平成29年第3回定例会は、10月20日に閉会となりました。
 今回の定例会では一般議案のほかに、平成28年度横浜市決算についての審査(決算特別委員会)も行われ、医療局と港湾局を担当致しました。
 市では、急な病気やけがの時、病院に受診すべきか、救急車を呼ぶべきか、判断を迷った場合の相談先として、平成28年1月から横浜市救急相談センター「#7119」を開設し、昨年6月からは24時間365日対応を行っています。
 市民への周知も着実に進んでおり、年間の利用数は、医療機関案内が16万2839件、救急電話相談が13万7670件で、合わせて約30万件に上ります。
 救急車利用をためらっている潜在的な救急患者の119番への転送や、症状が重症化する前に医療機関への受診を促すなど、市民の安心感につながっています。
 今後の「#7119」のさらなる充実を目指し、従事スペースの確保のため、移転を含めた抜本的な狭あい化への対策や、サービス圏域の拡大に向け、事業のあり方や各自治体の費用負担割合の調整などを要望致しました。


CIQ施設の整備
 現在、地元鶴見区の大黒ふ頭では、ベイブリッジを通過できない超大型客船を受け入れるためのCIQ(税関、出入国管理、検疫)施設の整備が30年度末の完成予定で進んでいます。
 このCIQ施設は、3千人を超える超大型客船の乗船客の利便性や安全性を確保し、円滑な受入れの促進が目的です。
 以前、ベイブリッジを通過できるかどうかで話題となった客船「クイーン・エリザベス」も2019年4月及び5月に横浜発着クルーズ実施が決まりました。
 それに先立ち、18年4月には日本初となる「MSCスプレンディダ」(13万7936トン、全長333.3m)が大黒ふ頭へ寄港予定です。整備予定地も視察しましたが、ベイブリッジとともに横浜港の誇る美しい景観が一望でき、サービスの向上に繋がると思いました。
 さらなるCIQ施設の充実のため、乗下船口からターミナル間における屋根付き通路の整備についても要望しています。

 引き続き、生活の安全・安心を守るための取組強化と、横浜の発展に資する施策の充実に向け、責任ある議論を尽くして参ります。

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