2024年4月25日
公園を地域のシンボルに

 2024年度が始まり、鶴見区においても様々な事業が進められます。先の予算特別委員会では、資源循環局と合わせて、公園整備等を担う環境創造局の審査を担当しました。

 地元、北寺尾には市有地を暫定的に広場として活用してきた「サムエル広場」がありましたが、存続の危機に見舞われていました。地域から存続できないかとの声を受け、21年度の議会質問で取り上げました。
 その後、鶴見区役所や財政局、環境創造局が連携して検討した結果、横浜みどりアップ計画の「公有地化によるシンボル的な緑の創出・育成事業」を活用し、「(仮称)北寺尾六丁目サムエル公園」として整備されることが決まりました。
 これまでの地域との意見交換会等を通して、地域行事などを開催しやすい草地広場や、災害時にも対応できる「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」なども盛り込むことができました。
 当事業は市民が目にする市街地等において、土地利用転換などの機会をとらえ、緑豊かな空間を創出するものであり、鶴見工業高校の跡地で整備された「下野谷町三丁目公園」をはじめ、市内各地で整備されており、身近に横浜みどり税の効果を実感頂ける取組です。

地域活性や防災力向上に
 今回の事例のように、新たに緑を体感できる場を整備する取組は、みどりを保全する意義を実感すると共に、地域の活性化、防災力向上にも役立つ重要なものです。今年度からの新たな「横浜みどりアップ計画」においても、さらに進めていくべきと要望致しました。
 合わせて、15年度に一部が開園した二ツ池公園の整備計画についても確認しました。今年度は、現在の利用状況等を踏まえ、基本設計の見直し作業が進められますが、これまで要望を重ねてきたトイレ設置が決まりました。なお、公園近くには障害者の就労支援施設があることから、公園の完成に合わせて、福祉施設に通う方々の活動の場を提供できる仕組みの検討も要望させて頂きました。

 完成した公園が地域に愛され、街のシンボルとなるよう期待します。

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