2018年3月29日
市、国際平和の推進へ

 先週の3月23日、横浜市の平成30年度予算が賛成多数で可決され、第1回定例会は閉会となりました。
 これにより、地域の皆様から頂いておりました東部方面斎場の整備や末吉橋の架け替え、生見尾踏切や古市場踏切の安全対策、バス停上屋の設置、ハマ弁のさらなる充実など、様々な事業が動き出します。
 また、予算特別委員会では、公明党横浜市会議員団を代表し総合審査を担当させて頂きましたが、その内容につきましては改めてご報告させて頂きます。

条例成立目指し
 横浜市会では「横浜市国際平和の推進に関する条例」の成立を目指し、4月21日まで市民の皆様から意見募集を行っています。
 この条例の制定により、国際交流や国際協力、さらに多文化共生への理解など、財源の確保も含め、これまで以上に国際平和への取り組みが進められることなります。

 横浜市は、1859年の開港以来、海外から多様な文化や人々を受け入れ、世界に開かれた都市として発展してきました。
 しかし、その発展は決して順調ではなく、1945年5月29日の横浜大空襲では1万人近い市民の尊い命が失われ、当時の市街地の約40%が焼失するという歴史も経験しています。
 悲惨な戦争の歴史を忘れることなく、横浜市は世界8都市との海外姉妹都市連携を結び、1987年には国際連合から被爆地である広島市、長崎市とともに「ピースメッセンジャー」の称号が授与されています。
 その後も様々な分野での国際協力などを通じて、世界の平和と安定への貢献を果たしてきました。
 合わせて、昨年3月に「核兵器のない世界の実現を強く求める決議」を採択し、市民の総意として、国連の核兵器禁止条約交渉会議に決議文を届けています。
 横浜市では19年にはラグビーワールドカップと第7回アフリカ開発会議が、さらに20年にはオリンピック・パラリンピックが開催される予定ですが、国際平和に貢献する国際都市ヨコハマとして一層飛躍する節目を迎えます。

 横浜市、そして市民が培ってきたこれまでの国際平和推進の取組を、次の世代への確かな流れとしていくために、この条例制定を目指して参ります。

※募集要項のホームページ(http://peaceyokohama.com

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