道路美化へ、不法投棄の根絶を
令和5年第3回定例会は10月19日に閉会となりましたが、今回の決算特別委員会では道路局と港湾局の局別審査を担当しました。両局で共通する課題として、道路上の不法投棄について取り上げました。
道路は、私たちの生活や社会経済活動になくてはならないものですが、岸谷生麦トンネルを通る際にはペットボトルや弁当箱、それらが入ったビニール袋など、ごみの散乱が目立ち悲しい気持ちになります。
また中区の南本牧ふ頭にアクセスする本牧陸橋は、トレーラー等多くの物流関係の車両が通行しますが、道路脇にゴミが積み重なるとともに、ゴミ以外にも衛生面で大きな問題となる液体の入ったペットボトルも捨てられていました。
街の美観を損ない、歩行者や通行車両に不快な思いをさせていることから、不法投棄物への対応状況等を確認しました。
主要な幹線道路では道路清掃車による車道清掃が実施されており、岸谷生麦トンネルや本牧陸橋でも月2回実施されていますが、横浜市全体として土木事務所のパトロールや市民からの通報で発見した道路の不法投棄物は、年間約2000件にものぼるとのことです。
道路の維持管理のために、捨てられたゴミは拾わざるを得ませんが、そもそもゴミを捨てられない環境をつくることが必要です。
区局が連携を検討
そこで道路上の不法投棄に対して、全庁あげての取組を要望しました。これまでも道路局や土木事務所が、不法投棄の解決に向けて日々努力していますが、根絶には至らないという状況があることから、今後は道路局だけではなく、港湾局、資源循環局、区役所など関係区局で連携して対応を検討していくことが示されました。
ごみの回収や清掃には多大な労力と危険が伴います。
改めて土木事務所をはじめ、関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます。
引き続き、良好な道路環境づくりのために、沿道に花を植えるなど、ポイ捨てをしにくい効果的な対策により、ゴミの不法投棄問題の早期解決を求めて参ります。