現場の声を政策実現に生かす
先般の横浜市会の臨時会では、新たな正・副議長の選挙が行われ、公明党の福島直子議員が副議長に選任されました。
横浜市会として1988年以来、35年ぶりに史上2人目となる女性副議長の誕生となりました。
活発な政策懇談会
定例会終了後からは、毎年の恒例行事である政策懇談会が行われました。来年度の予算要望に向けて、市内の30を超える団体から現場の意見を伺う貴重な機会です。
なかでも神奈川県建設業協会横浜支部からは、昨年に続き市立工業高校の設置についてご要望を頂きました。昨今の報道等でも日本の技術力低下が懸念されていますが、継続的に人材を輩出する為の教育環境は必要だと考えます。
また神奈川県社会労務士会からは、社会貢献活動の一環として、中高生を対象とした出前授業を実施していることが紹介されました。各教育機関での「キャリア教育」や「総合的な学習」を活用し、様々な社会の規則などを学ぶ機会になっているようです。
横浜市でも、中高生の時期から実学等を学ぶ機会の提供は重要だと思います。
徹底した現場主義
さて、不登校生徒の支援策の一つとして、市内で実施されている校内ハートフル事業の視察のため、保土ヶ谷区の橘中学校を訪問しました。
在籍級への登校は難しくても、別室であれば登校できる子どもたちが、安心して過ごせる大切な居場所となっています。
横浜のような大都市においては不登校特例校の設置だけでなく、身近な場所での校内教育支援センターである校内ハートフルの役割は重要です。
さらに、県のアレルギー疾患医療拠点病院である市立みなと赤十字病院内の「アレルギーセンター」の視察にも伺いました。昨今のアレルギー疾患の傾向は、気管支喘息系から食物系に変化しているとのことです。
国民病とも言われる同疾患に対し、予算確保や専門医の輩出、教育の実施などが求められます。
引き続き、議会での責任ある議論を通し、政策懇談会や現場視察から頂いた声の実現に向けて取り組んで参ります。