2022年2月24日
災害時の自助意識向上を

 今年度は、減災対策推進特別委員会に所属し「自助意識の向上を通じた命を守るための取り組み」をテーマに議論を行っています。
 昨年12月、東日本大震災からまもなく11年目を迎える福島県いわき市における防災の取り組みを学びました。

公共、民間の両面から
 令和2年5月30日にオープンした「いわき震災伝承みらい館」は、被災を受けた旧豊間中学校の敷地に整備された施設ですが、展示物の中には被災したピアノや黒板などが展示され、津波被害の臨場感が伝わります。
 さらに17名の語り部により、震災の記憶や体験談を伝える活動も継続。自助意識浸透のためには、行政の役割を理解した上で、地域の自発性により防災への認識を深めていくことが重要であることがわかりました。
 いわき市では、公共による取り組みだけでなく、民間施設においても、様々な防災への取り組みが進められています。
 国交省のみなとオアシス登録エリアにある株式会社いわき市観光物産センターでは平成25年から「3・11いわきの東日本大震災展」を行っています。被災した子供たちの笑顔を取り戻すと言うコンセプトのもと、震災直後の様子から支援の状況、避難所の再現など、震災からの歩みをわかりやすくリアリティーを持って伝える内容で自助意識の向上に役立ちます。
 また隣接する「イオンモールいわき小名浜」は、東日本大震災を教訓に、建物の設計を変更して整備されたショッピングモールです。海抜6メートルの2階レベルに入り口を設定し、地震発生時には避難者の受け入れが24時間可能です。さらに、2階への受水槽設置、非常用電源、避難誘導案内、マンホールトイレなどの整備をはじめ、防災備蓄品(水・ブランケット・携帯用トイレなど)まで用意されています。
 地区ごとに行政との共同で避難訓練なども実施しており、復興と防災に強いモールを目指すため地域とも良好な関係を構築しています。民間企業ながら「1人もモールの中では死なせない」と言う責任者の言葉がとても印象に残りました。

 改めて自助意識向上に向けての取り組みを進めます。

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