地道に地域課題を解決
西口トイレの再整備
鶴見駅西口にある公衆トイレは、バスやタクシー運転手の方々も含め、利用者が多く、市民に身近なトイレでした。
しかし、入口に段差があり、バリアフリー化されておらず、かつ老朽化や臭気などの課題から、地域の方からもご相談が寄せられていました。
それを受け、平成27年2月の予算特別委員会、平成30年9月の決算特別委員会での議会質問で再整備を要望しました。結果、本年3月、関係者の尽力により、新たな公衆トイレに生まれ変わり、供用が開始されました。
今回の再整備では、男女別トイレに加え、共用の多目的トイレも整備され、オストメイト対応設備やベビーシートなども設けられています。引き続き、清潔な環境維持のための公民連携なども含め、持続可能な管理手法などを要望しています。
新たな人道橋設置へ
さて、昭和29年に川崎市が鶴見川に設置した水管橋は長い間、地域の方々にも利用されていましたが、新たな水道管が地下に整備されたことで役割を終え、かつ老朽化や耐震基準などの課題もあり、平成28年11月から平成29年6月にかけて、川崎市の費用で撤去工事が実施されました。
しかし、防災面における避難経路の確保などの必要性から、公明党鶴見支部として平成27年1月15日、新たな人道橋設置に関する要望書を提出していました。
今般、国交省の防災・安全交付金(国土強靭化地域計画に基づく事業)の予算が確保され、人道橋整備の事業化が決まりました。
思い返せば、平成27年4月に行われた統一地方選挙の直前、ある国会議員が水管橋の現場を訪れ、水管橋の存続について「鶴見川は一級河川なので、国の仕事である。国会で取り上げる」と地域住民へ言い放ったことが忘れられません。
水管橋の存続は国でなく関係自治体が取り決める問題です。その国会議員が国会で取り上げた証拠(議事録)も見当たらず、横浜市に対する働きかけなどもありませんでした。政治家や政党には発言や行動における責任とモラルが問われます。