温もりある中学校昼食を
横浜市会は平成26年第3回定例会の会期中です。
一般議案の審査に加え、平成25年度に市が行った様々な事業に関する審査を行うための決算特別委員会が開かれる予定です。
今回は、政策局と交通局の担当となりましたが、詳細については後日改めてご報告させて頂きます。
今年度、私は「こども青少年・教育委員会」という常任委員会に所属しておりますが、先日行われた委員会で、中学校昼食に関する調査結果についての報告がありました。
この中学校昼食の実施については、地域の方々からも、大変に数多く寄せられている要望の一つです。市では中学校の昼食を一層充実させるために、「栄養バランスのとれた温もりある昼食」を販売することを検討しています。
そのために、学校関係者(生徒、保護者、中学校教職員)や市民へのニーズ調査や要望などについてのアンケート調査が実施されました。
調査時点で想定している実施方法は、民間の調理施設で調理し、弁当箱に詰めて配達する方法です。
実施内容としては、家庭弁当との選択制で、ごはん・汁物は基本的に温かい状態で、複数メニューから選択できるものとなります。また教育委員会が、栄養バランスなどに配慮した献立を管理することになります。
現場は負担増を懸念
アンケートの結果としては、全体の約7割が栄養バランスのとれた温もりある昼食の実施を希望していることが明らかになりました。
その一方で、教職員の方々からは、昼食の実施について心配の声もありました。中学校昼食を実施している他の自治体を視察した際に、現場の教職員が、昼食の注文や代金支払・徴収といった事務作業の負担増について懸念していることが指摘されていました。今後、教職員の懸念されてる点なども分析が進むものと思われます。
横浜市では、IT導入も含めた様々な手法を検討し、教育現場への負担増にならない「システムの導入」が重要になると思います。また、子どもの偏食や食べ残しなどを減らすため、「食育」の取り組みを行うことも必要です。
いずれにしても、様々な課題を解決しながら、市民ニーズの高い中学校昼食の実現に向けて、さらに精進して参ります。