2014年 4月24日
防災教育の充実を
 3.11東日本大震災から3年が経過しましたが、防災や減災に対しては継続的な意識啓発が大切です。
 そこで、防災セミナーや津波への防災教育を推進している自治体視察などを通し、横浜市の防災・減災対策に活かすべき内容を学んでいます。

釜石の奇跡から学ぶ
 子どもたちへの防災教育を進める、群馬大学片田敏孝教授のセミナーが、横浜市内で開催されました。
 片田教授は、「災害なんかで、人が死んではいけない」との強い思いから、東日本大震災の7年前より、岩手県釜石市での防災教育に携わっておられます。
 この地域も含め、東北エリアには津波の記憶を留める34個の石碑が立っており、先人たちが津波への警鐘を鳴らそうと努力してきたことが紹介されました。
 3.11以降、横浜市も含め各地域で、地震や津波の想定見直しが行われました。特に、被害想定が拡大した地域では、避難放棄者や震災前過疎などが発生していることを、片田教授も憂慮されていました。
 本来、被害想定はこのようなことを促すためではなく、「それぞれの住む地域で生きていく作法を学ぶためにも、どのように自然と向き合い、恩恵を受け続けていけば良いのかを考えていくためのもの」とのお話は印象深いものでした。

尾鷲市の津波対策
 三重県尾鷲市は、3年前から片田教授が防災教育に携わっておられる地域の一つです。災害を受けると孤立しやすい地形で、過去に何度も大きな被害を受けてきた歴史があります。
 南海トラフによる巨大地震の想定では、最高津波高17m、津波到達時間も10m台の津波で14分となっています。そのため、市の防災意識は高く、一つ一つの対応も非常に具体的でした。
 尾鷲市内の各小中学校では、津波防災教育担当者を決め、市内で統一的に使用できる「津波防災教育カリキュラム」を作成し、防災教育に取り組んでいました。
 特に、(1)教職員の意識改革 (2)防災教育の推進 (3)地域との合同避難訓練の実施 (4)地域の良さを学び、郷土を愛する心を育てる教育の推進 などは、非常に重要な視点であると感じました。

 引き続き、鶴見区においても、防災教育の充実や、実効性ある避難計画や訓練の実施などに向けて尽力して参りたいと思います。

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