花月園の行方
2014年2月12日

鶴見区にある花月園は、これまで様々な姿を通して、多くの人々が訪れた歴史の深い場所です。
その花月園跡地に、今般防災公園を作る計画が進んでいることは周知の事実です。

この花月園跡地の未来像については、地域の方々からも様々なご意見を頂き、これまで行政側ともたびたび意見交換をしてきたところです。
実際に同じスキームで整備された大阪府高槻市にある古曽部防災公園にもお邪魔し、優れた防災機能の数々を拝見してきました。
横浜初の防災公園整備であり、当然ながら、鶴見区の防災・減災事情にマッチした諸設備が幅広く検討されることを期待しておりましたが、現状は広場を作る程度(かまどベンチや給水タンクなど、普通の公園にもあるものは整備予定ですが)になっており、「これが、横浜で初となる防災公園と言えるのか!」と地域の方からも厳しいご意見を頂戴することになりました。
鶴見区内には新年の賀詞交歓会を開催できるような公的な会場がなくなった経緯もあり、地域住民の期待や要望と、街づくりがマッチしていないことが最大の問題であると感じています。

財源の課題はあるものの、地域が必要としているものを、どのように工夫し、知恵を出し、提供していくことができるのかが、問われている時代であると思います。

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