防災訓練への積極参加を
早いもので本年も残すところ、あと1カ月余りとなりました。
この11月も防災訓練をはじめ、様々な地域行事がありましたが、改めて関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます。
私自身も地元の地域防災拠点で行われた防災訓練に参加させて頂きました。避難所や防災備蓄庫の様子、応急給水や仮設トイレ組立設置など、参加者の中には初めて体験される方も多かったようです。
また、これまで議会の中で要望してきました津波避難訓練ですが、昨年に続き2回目の訓練が過日行われました。前回の訓練で明らかになった課題への対処も含め実施されましたが、参加された地域住民の方からは「スピーカーの音が聞き取りづらい」といったご意見も頂きました。今回判明した様々な課題についての検証を行い、地域の防災力アップの取組に反映して参りたいと思います。
引き続き、地域の皆様におかれましては、今後さらに自助・共助の意識を高めるためにも、地域で実施される防災訓練等へ積極的に参加頂ければと思います。
鶴見事故から52年
さて、日本の鉄道の安全対策の起点ともなった鉄道事故に「鶴見事故」があります。今から52年前の1963年11月9日に、死者161名、重軽傷者119名もの犠牲者を出した旧国鉄の列車衝突事故です。
現在でも總持寺には慰霊碑が、事故発生現場には供養塔が設けられており、今回改めてご遺族の方と訪問させて頂きました。
161名の物故者名簿を見ると、その半数以上が30歳以下の青年であったことが分かります。ご遺族の想いは、「今日の鉄道の安全が、たくさんの犠牲の上に成り立っていることを、多くの方々に知ってほしい」ということでした。
JR東日本横浜支社は、ロビーに鶴見事故の様子を模型で再現し、社員の安全教育にも取り組まれております。しかしながら事故や災害の記憶というものは、時間が経過すればするほど風化していくことは否めません。だからこそ、その痛ましい事故の歴史を若い世代にも伝え、2度とそのような事故を繰り返さないようにすることが、私達に課せられた使命の一つではないかと思います。
引き続き、JR鶴見駅へのホームドア設置をはじめ、鉄道の安全対策について、要望して参ります。