2013年10月17日
市営地下鉄で津波対策進む
 日々、多くの方が利用している横浜市営地下鉄ですが、災害や事故などに対する取り組みについては、これまでもマニュアルの作成や研修、さらには訓練などを通して万一の場合に備えています。
 特に3.11以降、津波による被害想定が横浜市営地下鉄の沿線にも拡がっていることから、市民からは津波被害を心配される声も聞かれます。

被害想定し訓練
 そこで今般、大津波の発生に備え「避難誘導訓練」が実施され、現場第一主義の観点から訓練に参加させて頂きました。
  現在、想定されている慶長型地震による津波は、横浜市への到着まで105分とされています。それ故に、津波に対する正しい知識を持ち、正しく避難すれば、生命を守ることにつながります。
 これまで市営地下鉄では、津波浸水から避難するため、換気所2カ所に避難階段の設置や、歩行が困難な乗客などを運搬する軽便トロ(路線内を運搬するためのトロッコ)の配備などを進めてきました。

 今回の訓練は、営業時間終了後に行われたものですが、多くの職員が参加されており、改めて市民の生命を守るという意識の高さを感じました。
 午前1時30分頃に、訓練列車が三ッ沢下町駅を横浜駅に向けて出発し、その途中で地震が発生したとの想定で訓練がスタート。津波浸水を受けるまでの間に、停電となった状況下で、換気所付近まで列車を惰行運転で移動。その後、避難はしごを使って列車から降車し、今回新設された避難階段を使って地上へと避難しました(ちなみに終了時間は午前3時過ぎでした)。

 このような訓練は、地域における防災訓練と同様、いざという時の避難行動を学べると同時に、新たな課題も発見でき、今後の防災計画に大変重要です。横浜市の公共交通における様々な取り組みが、市民の安全と安心につながっていることを実感した訓練でした。


決算議論中
 現在、横浜市会では平成25年第3回定例会の会期中です。
 現在は決算特別委員会が行われており、横浜市の平成24年度の事業に関する審査を行っています。

 今回は市民局と総務局を担当しておりますが、常に市民目線を忘れることなく、議論を進めて参りたいと思います。

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