2013年7月25日
繋がり深め防災力向上を

 連日の猛暑の中、鶴見区内では、お祭りや盆踊りなどの地域行事が盛大に開催されています。
 準備にあたられている自治会ならびに関係者の皆様のご尽力に、心から感謝するとともに、これらの取り組みを通して、地域における「人と人のつながり」を深める機会として頂けることを期待しております。

横浜市の災害時要援護者支援
  横浜市では、地震などの災害発生時に、自力避難が困難な高齢者や障害者を把握するために、災害時要援護者名簿の作成・提供に取り組んでいます。これまでは左記の2つの方式でした。
 一つは手上げ方式です。これは災害時要援護者名簿への登録に際して、自ら登録を希望された方の名簿を、各自治会などで作成し運用するものです。
 もう一つは同意方式です。これは、区役所から災害時要援護者名簿登録への同意確認を行い、同意された方の名簿を区役所から各自治会に提供し、運用するものです。
 しかしながら、地域によっては、同意方式への回答も3〜5割程度にとどまっており、要援護者の把握が十分に進んでいないことから、新たに「情報共有方式」も選択できるように準備が進められています。

情報共有方式で地域防災の充実を
  平成25年2月には横浜市震災対策条例の改正が行われ、その中にも災害時要援護者に関する個人情報の提供に関する内容が明記されています。
 この情報共有方式とは、区役所から名簿登録の事前通知を行い、登録を拒否するという意思表示がない限り、名簿を区役所から各自治会に提供し、運用して頂くものです。
 これにより、地域における災害時要援護者の把握がさらに充実することが期待されますが、その後の運用については、やはり地域の方々のお力をお借りすることになります(提供される情報は、氏名・住所・年齢・性別のみで、その方がどのような支援を必要とされるのかについては、直接訪問し、個別の対応を検討していかねばなりません)。
 そのためにも、日頃から地域における支え合いや、人とのつながりの構築がとても重要であると私は思います。これからも地域課題の解決のために、精進して参ります。

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