6. 安心・安全のまちづくり
2014年05月23日

生見尾踏切
 昨年の 8月から11月にかけ踏切事故が3件も続き、どの事故も尊い命が失われる痛ましい結果となりました。
 鶴見区の生見尾踏切では、昨年 8月の事故後、「抜本的な対策として、自転車や歩行者が安心して渡れる立体横断施設の検討を、スピード感をもって行う」と市長が答弁されており、その後、10月に測量や地質調査に着手し、11月からは地元の代表者をメンバーとした安全対策検討会を立ち上げ、26年3月には、早期に立体横断施設を完成させる案を示すなど、早急な対応を行ったと聞いています。
 全国的に高齢化が進み、横浜市においても 22年に20%であった65歳以上の高齢化率が、47年には30%を超える推計が出ております。
 現在、市は踏切上に立体横断施設を造ることで踏切を閉鎖する案を提示していますが、 これにより、近隣の商店街からは、人の流れが変わり商店街への来客が減るのではないかという心配の声が寄せられていると聞いています。

・26年度に入ってからの生見尾踏切の安全対策の取組状況について伺います。
・このような社会情勢を踏まえ、どこに重点を置いて対策案としたのか伺います。
・周辺商店街からの御意見に対し、今後、どのように取り組んでいこうと考えているのか伺います。


 生見尾踏切の安全対策は一日も早く実施して頂きたいと思いますが、合わせて、商店街の方々にも理解が得られるよう、区、局が連携をし、最大限の努力を払っていただくよう、要望します。
ホームドアの整備促進
 鉄道は、市民生活や企業活動に一時も欠かすことができないインフラであり、その鉄道駅を、誰もが安全かつ快適に利用できるような空間とすることは、社会的な要請であります。
 市民の皆様からも、ホームの安全対策を求める声も、多くお聞きしているところです。
 例えば、市内でホーム内の混雑が問題となっている駅が数多く残されておりますが、私はホームドア整備が早期に実現できる、有効な安全対策ではないかと考えています。
 本市においては、平成 26年度からホームドアの整備促進に向けて、鉄道事業者に対する補助制度を創設したところであり、鉄道利用者の安全確保に向けた大きな前進であると 期待しています。
 私の地元である JR鶴見駅は、1日15万人以上と市内でも有数の乗降客の多い駅ですが、京浜東北線の始発電車が運行されていることもあり、朝のピーク時間帯では、列車待ちのお客様でホーム内が大変混雑しており、転落事故がいつ起きても不思議ではないと危惧しています。 市内には 157もの鉄道駅があるため、現実的には、優先順位をつけながら順次進めていくと思いますが、人命にかかわる問題ですので、できる限り早期に、かつ広範囲に整備が 進むよう取り組んでいただきたいと考えています。

・ホームドアの整備促進のために補助制度を創設した背景を伺います。
・ホームドア整備の今後の予定と、整備を促進するための考え方を伺います。


超高齢社会を迎え、高齢者にやさしい公共交通機関とするためにも、鉄道事業者と行政が連携して、積極的に整備を進めていただきますよう要望します。
空き家対策
 空き家対策について国においても特別措置法の成立に向けて動きがあり、近年では都市部の政令市においても対策の事例が出てきていることから、近い将来、本市においても空き家がさらに増加する恐れがあります。
 空き家が増加することで生じる様々な課題に対して、安全・安心の観点からも今からしっかりとした対応をすべきであり、まずは、空き家情報の把握をしっかり行うことが必要であると思います。
 すでに、他の自治体では、空き家の情報をストックするシステムを構築しているとも聞いています。

・空き家の様々な課題に網羅的かつスピーディーに対応するためには、情報収集を積極的に行い、データベース化を図ることが重要と考えますが、見解を伺います。


 今後、法律が成立すれば、ますます市民からの相談や情報提供の機会が増えると思います。
 市民が情報提供をし易くするためには、できれば、一つの部署が取りまとめて相談を受けて具体的な対策を各部署と調整する、いわゆる窓口の「ワンストップ化」が重要と考えますので、引き続き検討していただくようお願いします。
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